2018年はいぬ年。那覇市の首里観音堂では、善國乗栄副住職が人さし指を立てると、飼い犬のコナンが後ろ足をそろえて背筋を伸ばし、小さな前足を合わせて「合掌」する。観音像につぶらな瞳を向ける愛らしい姿に、参拝客もぞっこんだ。

参拝者や副住職と一緒に手を合わせ、新年の安寧を祈願する合掌犬コナン=28日、那覇市・首里観音堂(田嶋正雄撮影)

 コナンは06年、いぬ年生まれのロングコートチワワ(11歳、雄)。生後半年の正月に善國副住職が「何かお寺らしい芸を」と思い、感謝や縁を大事にする意味の合掌を教えたという。

 28日、一年の終わりに参拝した神谷政子さん(63)=那覇市=は「テレビで知っていたが本物を見るのは初めて。なんて愛くるしいの」と目尻を下げ「18年は御利益でいいことずくめね」と声を弾ませた。

 “年男”のコナンが新年のお勤めとして合掌する様子は1月2、3の両日午前9時ごろから約10分、首里観音堂で公開される。