新春を祝う琉球王朝の正月儀式「朝拝御規式(ちょうはいおきしき)」が1日、那覇市の首里城公園であり、多くの家族連れや観光客らが足を運んだ。

琉球王国時代の新春の儀式「子之方御拝」が再現された=1日、首里城御庭

 午前10時から執り行われた「子之方御拝(にぬふぁぬうぬふぇ)」では、正殿前の御庭に設けられた祭壇の前で、国王と臣下たちが参列し天の神様へ一年の平和と平穏を祈念し、「万歳」を意味する「ワンスイ」と唱和した。

 市内に住む金山善隆さん(67)、洋子さん(67)夫婦は「首里で育ったけど、初めて見た。いつでも来られると思っていたけど、やっぱり生で見たらいいね。昔がしのばれる」と大満足の様子。

 東京都から旅行中の古屋ヒロ子さん(72)、智行さん(42)親子は「独特の儀式が再現されていてとても良かった。厳かで悠長で、ぜいたくだった」と笑顔で話した。

 「朝拝御規式」は2日も午前10時からあり、「子之方御拝」のほかにも、大臣が国王への忠誠を誓う「朝之御拝(ちょうぬうぬふぇ)」、国王らが泡盛の杯を回し飲みする「大通り(おおとーり)」の三部で構成される。3日には、国王と王妃が姿を現す「国王・王妃出御」がある。