2日午後3時20分ごろ、沖縄県糸満市大里の産業廃棄物中間処理業者「富士盛産業」のリサイクル工場で、男性従業員から「工場内のプラスチックが燃えている」と消防に通報があった。その後、火の手が大きくなり、施設に隣接する住宅や介護福祉施設の入所者や住宅の住人ら100人以上が避難した。糸満署によると、火災によるけが人はない。夜になっても鎮火せず、3日午前0時現在も煙を上げながら燃え続けている。

発生から3時間近くたっても燃え続ける火災現場=2日午後6時40分、糸満市大里

発生から3時間近くたっても燃え続ける火災現場=2日午後6時40分、糸満市大里

 県警によると、工場2棟と会社事務所1棟の計3棟が全焼。敷地内ではプラスチックや古紙などの廃棄物が依然燃えている。

 糸満市消防本部のほか、那覇や豊見城消防本部からも応援に駆けつけ、周囲の建物や畑に延焼しないよう、最大約50人で消火活動に当たった。

 午後6時~7時ごろには時折、「ボン」「パリン」などと破裂音がし、そのたびに火の勢いが増していったが、徐々に収まりつつある。立ちこめた黒煙は数キロ先にまで広がり、1キロ以上離れた場所でも、ちりや灰が降っているのが確認できた。

 糸満署によると、工場内から出火したとみられ、当時、男性従業員1人がごみを片づける作業をしていたという。工場にはごみを圧縮処理する施設があり、ビニールやプラスチック、古紙などのごみが四角く圧縮・保管されていた。

 近隣住民の話では、以前にも何度かぼや騒ぎがあったという。鎮火した後、警察や消防が火災の原因を調べる。

 2日は、県内全域に乾燥注意報が発令されており、午後4時には那覇で東の風5・4メートル、南城市で東北東の風5・9メートルを観測した。