新年に何度もおみくじを引いたのは初めて。理由は元気をもらえたからだ。沖縄こどもの国のワンダーミュージアム内で引くことができる「ワンダーげんきくじ」

▼「きみが幸せであれば、まわりの人も幸せである」「おやすみのひたくさん」。2歳から小学5年生までがワークショップで考えた「だれかを元気にする言葉」が詰まっている

▼素直な言葉と柔軟な発想が心にしみる。「やってみたいこと、作ってみたいものができる、知りたいことが分かる」。家族や友達に思いを巡らせたかもしれない。自分の希望や夢を込めた子もいるだろう

▼子どもたちの夢は未来そのもの。本紙元日紙面では子どもたちの光る可能性を紹介した。難病と向き合いながら絵画の才能を発揮する中学生。日本一有名な芸人を目指すお笑いコンビ。スポーツ、ビジネス、技術者の道へと歩む背中は頼もしい

▼その原石を見守り、磨き、応援していくのはやはり大人の責任である。次世代に任せるだけではなく、一緒に歩み未来へと橋渡しする役割を改めて実感する

▼漫画家の手塚治虫さんは21世紀の子どもたちへつづった著書で問い掛ける。「ひとりひとりの子どもたちの、内部に眠っている宝のような何かに届く大人の眼差しがいま、求められているのではないでしょうか」と。そんな大人になりたい。(赤嶺由紀子)