長期の入院や通院する子どもたちを励まそうと、沖縄県立南部医療センター・こども医療センターのボランティアグループが、おもちゃや雑貨類を手作り販売し、人気を呼んでいる。母親らのニーズに耳を傾けつつ「心地よさ」「楽しさ」をモットーに試行錯誤を重ねた商品ばかり。他の病院で闘病する患者の家族や、高齢者施設からも求められることが多いという。

入院・通院する病児家族の要望を聞きながら、手作りのおもちゃや洋服を制作するボランティアグループ「ちくちくクラブ」=20日、南風原町・県立南部医療センター・こども医療センター

 活動は、院内ボランティアの中の約40人の有志でつくる「ちくちくクラブ」が毎月1回、行っている。センター設立からボランティアを続ける貝阿弥ひとみさん(58)、真栄城正美さん(51)らが、日ごろ屋外で遊べない子どもや、既製品の洋服や雑貨に悩む母親の支えになればと、クラブを立ち上げた。院内にボランティアショップ「ぷれぱ」を構え、2年目を迎えた。

 現在手掛ける商品は、前開きTシャツやボタンを横に付けたスタイ(前掛け)、低体重児用のおむつカバーなどの布製品から、木工や身近なものを素材にしたおもちゃなど約70点に上る。一番人気は空きペットボトルをつなげ、中に水とビーズを入れたおもちゃ「ぽこぽこ」。大きなサイズは「お年寄りの遊びにもいい」と、高齢者施設の職員も買い求めるという。

 去年から活動に参加する大学生の金城翔さん(22)は「少しでも、治療を頑張る子どもたちの励みになればうれしい」と話した。「ぷれぱ」は、毎週水曜の午前中と、金曜の午後2~4時に開店している。