【宜野湾】宜野湾市議会(大城政利議長、定数26)は9月定例会最終日の25日に本会議を開き、与党・中間3会派が提案した、米軍普天間飛行場を「絶対固定化することなく一日も早い閉鎖・返還」を求める意見書を賛成17、反対8(議長除く)の賛成多数で可決。一方で野党側提案の「県内移設阻止と固定化を許さず早期閉鎖・返還」を求める意見書は賛成8、反対12で否決した。

普天間飛行場

 野党案採決では与党のうち公明党(議長除く2人)と中間派の共生の会(3人)が退席し棄権した。

 同市議会が移設先を明記せず、事実上名護市辺野古の新基地建設も容認する意見書を与党の多数で議決したのは、仲井真弘多知事(当時)が辺野古埋め立てを承認する直前の2013年12月以来。今回は翁長雄志知事による承認取り消し直前での可決となった。

 野党側は「普天間の県外移設を求める民意に反する」(桃原功市議)などと批判。対して自民系市議らでつくる絆クラブの島勝政会派長は「野党案に反対したのは移設先の問題ではなく、本会議当日の朝に案文を出してきた野党側の手続きの問題」と反論した。

 また13年の採決では県内移設断念を求める野党案にも賛成した公明党の伊波一男会派長は「われわれの考えを野党案に反映させる時間がなかった」と今回棄権した理由を説明した。