鹿児島銀行(鹿児島市、上村基宏頭取)は28日、那覇市銘苅に沖縄支店を開店し、沖縄県内での営業を始める。当初は、預金業務と住宅ローンを中心とした個人向け融資業務を実施。情報収集を目的にした沖縄事務所も同時に開設し、那覇空港を拠点とする国際貨物ハブを活用した取引先企業の輸出も支援する。県外の地銀が沖縄に進出するのは戦後初めて。

鹿児島銀行沖縄支店

 鹿銀は人口や観光客が増加している沖縄の市場性を高く評価。個人や企業向けの資金ニーズが高いとみており、6月に支店開設準備委員会を立ち上げ、準備を進めていた。上村頭取は今年1月、沖縄タイムスの取材に対し、年内の開設に強い意欲を示していた。

 同支店は国際貨物ハブを活用した取引先企業の海外展開支援も担う。全国でも有数の生産額を誇る鹿児島、宮崎の農畜産物の輸出にも力を入れる方針だ。鹿銀の取引先企業と沖縄企業とのビジネスマッチングにも取り組む。

 10月1日に経営統合する肥後銀行からの出向2人を含む14人体制で業務を開始。支店は土日祝日も開く。営業時間は平日が午前9時から午後3時、土日祝日が午前9時から午後5時。

 28日は開店に先立ち、上村頭取も出席してセレモニーを行う。