気象庁によると、台風21号は27日午後2時現在、大型で非常に強い勢力を維持したまま、先島諸島の南東海上を西に進んでいる。八重山地方は最大風速50メートル、最大瞬間風速70メートルが予想され、今年8月に沖縄県内に大きな被害をもたらした台風15号に匹敵し、車の横転やガラス窓の破損、プレハブや電柱の倒壊が想定される強さとして、早めの台風対策と厳重な警戒を呼び掛けている。

台風21号の24時間経路図(27日正午現在、気象庁HPから)

台風21号の衛星画像(27日午後3時半現在、気象庁HPから)

台風21号の24時間経路図(27日正午現在、気象庁HPから) 台風21号の衛星画像(27日午後3時半現在、気象庁HPから)

 石垣島地方は27日夜のはじめ(午後6時~9時)には暴風となり、28日昼前(午前9時~正午)に最接近する見込み。

 宮古島地方は27日夜遅く(午後9時~12時)に暴風となり、28日明け方(午前3時~6時)に最接近する見込み。

 与那国島地方は28日未明(午前0時~3時)に暴風となり、昼過ぎから夕方(正午~午後6時)にかけて最接近する見込み。

 台風は27日午後2時現在、石垣島の南東約350キロにあって、時速約15キロで西に進んでいる。中心の気圧は925ヘクトパスカル。中心から半径190キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっている。

 沿岸の海域はうねりを伴い、宮古島地方では猛烈にしけており、その他の地方でも大しけとなっている。海上や海岸付近では、高波に厳重警戒を。先島諸島では、28日にかけて猛烈にしける見込み。

 八重山地方では、28日にかけて1時間に80ミリの猛烈な雨の降るおそれがある。28日15時までの24時間に予想される雨量は200ミリの見込みで、その後、雨量はさらに増えるおそれがあるため、土砂災害、低い土地の浸水、河川のはん濫に警戒を。

 また先島諸島では28日にかけて、発達した積乱雲の下での落雷や竜巻などの激しい突風による被害の起こるおそれがあるので、屋外活動などには十分注意。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、頑丈な建物に避難するなど安全確保を。

 本島地方と先島諸島では、28日にかけて潮位が高くなる見込みで、海岸や河口付近の低地では、高潮による浸水や冠水に注意。28日はさらに潮位が高くなる見込みなので、高潮による浸水や冠水にも警戒が必要。【タイムス+プラス編集部】