【ウトゥ・カカジ通信員】創作芸団レキオス(照屋忠敏主宰、今帰仁村)のエイサー派遣指導員が9日、米首都にあるアメリカン大学で、エイサー・ワークショップを行った。ワシントンDC沖縄会のエイサークラブのメンバーとともに、約50人の同大の学生や職員が集まり、エイサーの初稽古を楽しんだ。

創作芸団レキオスの3人の指導員と、DC沖縄会エイサークラブと、アメリカン大学の学生

 初めにDC沖縄会エイサークラブ(京子デナード、みちえベックフォード代表)が覚えたての振り付けを披露した。続いてレキオスの玉里壮平副団長(25)と比嘉翔也さん(22)の2人が「漲水のくいちゃー」「華の美ら島」「御知行」の演舞を行った。

 その後、観客席で見ていた学生たちに声が掛かった。物おじせず早々と舞台に進み上がりパーランクーを受け取った25人は、慣れない手つきで初エイサーに挑戦。楽しくてしょうがないといった様子で始終笑顔の女子学生もいれば、真剣な表情で指導員の動きを追う男子学生も。

 実習後、学生らは、世界エイサー大使も務める照屋忠敏さんを囲んで、ケン・ナイトさん(同大学日本語プログラムコーディネーター、DC沖縄会会員)の通訳を通して、エイサーの由来と歴史について学んだ。「エイサーは君たちの年代の若者によって青年会を通じて広がり、発達していった」と説明。夜遊びから始まった青年会の役割と普及、発展、創作エイサー以降の女性の役割の拡大などを話した。琉球王朝の宮廷芸能に比べ、民俗芸能であるエイサーは一般人にとって参加しやすいことを挙げ「君たち若者も創作エイサークラブをつくってほしい」と励ました。

 晶子クリフォードさん(沖縄会副会長)は「今回の派遣でDC沖縄会エイサークラブも指導員の方たちから連日指導を受けてきた。彼らの稽古の仕方を見てプロの鍛えられ方を知って感心した」と感想。また「沖縄会中心に地元でもアメリカ人の若者たちも一緒になってエイサーを広げていければうれしい」と話していた。

 沖縄県エイサー普及啓発事業の最終年度の派遣先に選ばれたレキオス芸団を迎え入れたワシントンDC沖縄会は、6日から13日まで、その他各地で演技やワークショップを行った。