2018年の青果初競りが5日早朝、浦添市の沖縄県中央卸売市場であった。昨年10月に沖縄地方に接近した台風21、22号の影響による植え付けの遅れなどで、野菜と果実の入荷量合計は前年より25%少ない191・5トンとなった。1キロ当たりの平均単価は約6割高い307円だった。

威勢のいい掛け声が飛ぶ中、青果が次々と競り落とされた初競り=5日午前6時40分、浦添市伊奈武瀬・県中央卸売市場(渡辺奈々撮影)

 県産野菜の入荷量は前年比26%減の139トン。台風の影響で、トマトやピーマンなどで植え付けが遅れたほか、成育中のキャベツやレタスは一部で葉が枯れるなどの被害があった。

 県外産も台風や寒波の影響で出荷が遅れており、品薄による高値が続いている。1キロ当たりの平均単価はトマトが約2倍の552円、キュウリは444円で9割高だった。

 沖縄協同青果の新里厚常務は「高値傾向は今月中旬まで続くだろう」と見通した。

 初競り式で同社の伊禮輝夫社長は「農業の生産振興と市場機能強化のため、役職員一丸となって取り組んでいく」とあいさつした。