紅型や「サンゴ染め」の手染め工房・首里琉染(那覇市、大城裕美社長)は28日、サンゴをモチーフにデザインした小物商品の新ブランド「KANA-SANGO」を発表した。独自技法のサンゴ染めやサンゴの断面模様をプリント加工で表現。手作業、一点物のサンゴ染めよりも多く生産、低い価格帯で販売し、県内外での販売展開や、着物や伝統工芸になじみがない層への販路拡大を狙う。

サンゴをモチーフにしたデザインをプリントした新ブランドの「KANA-SANGO」の商品

サンゴをモチーフにしたデザインをプリントした新ブランドの「KANA-SANGO」の商品

サンゴをモチーフにしたデザインをプリントした新ブランドの「KANA-SANGO」の商品 サンゴをモチーフにしたデザインをプリントした新ブランドの「KANA-SANGO」の商品

 新ブランドは「森のサンゴ」「月のサンゴ」「花のサンゴ」の三つのデザインシリーズを展開。千円のコースターから1万8千円のレザーハンドルバッグまで30アイテムあり、多くの柄や色を用意する。

 同社は職人3人を含む8人で運営。サンゴ染めは生産が追いつかず常に品薄状態だったが、新ブランドでは数十個単位の注文にも対応できるようになるという。大城社長は「売り上げも大事だが、まずは地元の人が気軽に利用し、サンゴの魅力を知ってほしい。将来的にはスカーフやかりゆしウエアなども作りたい」と強調。今後は営業にも力を入れ、県外百貨店での通年販売などを目指す。