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  • 格安航空のピーチは、就航5年で沖縄関係路線乗客が330万人に
  • リピーターは40~60代、最多利用者は単身赴任の週末帰省で230回
  • 低価格が「空飛ぶ電車」感覚につながり、観光以外の需要を高めた

 LCC(格安航空会社)のピーチ・アビエーション(大阪府、井上慎一代表取締役CEO)はこのほど、2012年の沖縄就航から5年間で同路線の利用回数が多かった乗客トップ5のデータをまとめた。ピーチの乗客は全国的に20~30代が中心だが、リピート率が高かったのは40~60代。最多は約230回で、およそ8日に1回搭乗した計算になった。単身赴任先から自宅へ週末ごとに帰るケースや、県外に出した沖縄料理屋の様子を見に出張するケースなど、低価格のサービスが観光以外の需要を掘り起こしていることが分かった。

ピーチ・アビエーションの井上慎一代表取締役CEO

ピーチ・アビエーションの井上慎一代表取締役CEO

 ピーチの沖縄関係路線の利用者は、初就航から現在までで累計330万人以上に上る。12年10月13日から17年12月21日までに繰り返し搭乗した乗客を調べると、最多は大阪に住む大学教員の56歳女性で約230回。沖縄に単身赴任していたため、週末にピーチで大阪へ帰ったという。低価格なだけでなく、制服のデザインや客室乗務員の髪色が自由な点が気に入っているという。

 2位は那覇―香港(運休中)を出張で約190回使ったという57歳男性。3~5位はいずれも約160回で、子どもや孫の顔を見に那覇から大阪へ足を運ぶという60歳男性、単身赴任先の大阪と実家のある那覇を往復したという46歳男性、大阪に沖縄料理屋を出店した那覇市在住の64歳男性だった。

 全国の路線で12年3月~17年2月のランキングを調べると、1位は約370回、2位は約360回、3位は約340回、4位は約310回、5位は約290回。年齢は45~59歳で、沖縄関係路線と同じように単身赴任者の利用が目立つ。「毎週家族に会えるから頑張れる。生活パターンを会社にも理解してもらっている」との声もあった。

 井上CEOは「ピーチという『空飛ぶ電車』でライフスタイルが変わった証拠。これからも、LCCを使った顔合わせのコミュニケーションを応援したい」と話している。