2月4日投開票の沖縄県名護市長選で、3期目を目指す現職の稲嶺進氏(72)=社民、共産、社大、自由、民進推薦=は8日、市内で政策発表会見を開いた。最大の争点となる辺野古移設問題について稲嶺氏は「市民の命と暮らし、県民の誇りと尊厳を守るために新基地は造らせない。名護の未来は私たちが決める。この問題に終止符を打つ審判を市民に問う選挙にしたい」と強調した。

政策を発表する稲嶺進氏(右)=8日、名護市・大北公民館

 稲嶺氏は子育て環境の充実や基幹病院の設置、産業振興による経済発展などを政策の柱に掲げ、市独自の給付型奨学金制度の創設や世界自然遺産に関する体験型観光の推進、特区導入による名護漁港へのクルーズ船受け入れ、コミュニティーバス整備などを示した。

 また、県と連携し、市内観光施設「ネオパークオキナワ」にパンダを誘致するとし、「大きな観光資源として整備したい」とした。

 会見には翁長雄志県知事や、辺野古移設反対を掲げる「オール沖縄」勢力の国会議員や県議、市議らが同席した。翁長知事は「経済、観光で伸びしろがある北部がこれからの沖縄の命運を決める。新基地建設を止めて、沖縄の発展のためにも北部に先頭に立ってもらうべきだ」と訴えた。

 同市長選には新人で前市議の渡具知武豊氏(56)=無所属、自民、公明推薦=も立候補を表明しており、一騎打ちになる見通し。