2018年(平成30年) 4月23日

 8日午後4時45分ごろ、沖縄県読谷村儀間の比謝川行政事務組合一般廃棄物最終処分場の敷地内に、米軍普天間基地所属のAH1Z攻撃ヘリ1機が不時着した。県警によると、乗員2人や住民、観光客らに被害はない。米軍は飛行中に不具合を示す警告灯が点灯したためと説明した。現場はホテル日航アリビラの敷地と道を挟んで隣接しており、住宅地から200~300メートルの距離。

読谷村内の民間地に不時着した米軍普天間飛行場所属のAH1Z攻撃ヘリ。左奥にホテルが見える=8日午後(読者提供)

読谷村内の民間地に不時着した米軍普天間飛行場所属のAH1Z攻撃ヘリ。左奥にホテルが見える=8日午後(読者提供)

 6日にはうるま市与那城伊計島に普天間飛行場所属ヘリが不時着し、8日に撤去されたばかり。相次ぐ米軍機のトラブルに県民の不安や怒りは高まっている。

 複数の目撃者によると、不時着機を含む2~3機の編隊が残波岬方面から陸地の上空を低空で飛び、うち1機が不時着した。村内で陸地の低空飛行は珍しい。

 読谷村議によると不時着機は8日、普天間飛行場を離陸して嘉手納基地に着陸。午後4時20分ごろに離陸した後、異常の警告があったため旋回して南下したという。防衛省関係者によると米軍は9日早朝にエンジンテストし、問題なければ午前7時半をめどに普天間飛行場に向け離陸する。

 在沖米軍トップのニコルソン四軍調整官は午後6時半すぎ、富川盛武副知事に電話で「申し訳ない」と謝罪。富川氏は事故原因などの詳細な説明を求めた。

 県は在沖米軍が保有する全機の点検とその間の飛行停止を求めることを決めた。富川氏は9日、県庁に外務、防衛両省の担当者を呼び、抗議する。米軍も県庁に呼ぶ方向で調整に入った。富川氏は10日に上京し日米両政府へ抗議する。

 石嶺傅實村長は相次ぐ米軍機のトラブルに「極めて異常事態だ。原因究明まで一切の米軍機の飛行を停止してほしい」と憤った。村議会は9日午前9時に緊急の会議を開く。現場は2020年の開業を目指す星野リゾートの宿泊施設予定地とも隣接しており、観光に与える影響に懸念が広がった。沖縄防衛局は8日、米軍に文書で抗議した。

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