台風21号の影響を受け、沖縄県与那国島ではライフラインが断絶するトラブルが続出した。このうち、電話とインターネットは400回線が接続不能に陥ったが、昔ながらの黒電話は一部で利用できた。実は、コードレス電話などとは違う構造が、停電時に強い側面を持っているという。

今では見かけなくなった黒電話。停電時にもつながることがあり、思わぬ役割を果たす=NTT西日本沖縄支店

 NTT西日本沖縄支店によると、黒電話は受話器をあげると電話線から電気が流れる仕組みになっている。このため、停電が起きても、電話線がつながっていれば通話できるという。

 一方、コードレス電話などは留守番電話やディスプレーの機能があり家庭電源を使用しているので、停電が起きると使えなくなる。ただ、中には利用可能な機種もあり、停電時にディスプレーが表示されなくても、受話器をあげて「ツー」「プー」という音が聞こえれば、電話番号を入力して通話できるという。

 同沖縄支店の担当者は「黒電話は、電話線が切れなければ、停電時にも強い通信手段」と話した。同支店は、電話線の損傷などの復旧、確認のため、29日午後島に入った。