2018年(平成30年) 4月22日

沖縄タイムス+プラス ニュース

空手の聖地PRして31年 沖縄・西原の私設博物館に資料600点

流派問わず、来館の8割が外国人

 沖縄県西原町上原にある県空手博物館が、1987年の開館から31年を迎えた。館長の外間哲弘さん(73)が私財を投じて建設した博物館には、沖縄の伝統空手・古武道に関する写真や武具など貴重な資料群600点余が展示、保管されている。30年間で延べ8千人が来館。外間館長は「琉球人の生きざま、アイデンティティーを伝えながら保存継承や普及振興に役立てたい」と意気込む。(社会部・西里大輝)

実際に使われていたというヌンチャクやトンファーなどの武具を指さす外間哲弘館長=西原町上原の県空手博物館

 外間さんは沖縄剛柔流拳志會空手道・古武道総本部会長。8歳で母方の祖父から首里手を習い、11歳で剛柔流開祖の宮城朝順やその師の東恩納寛量の高弟である比嘉世幸に師事した。

 県外の大学に通っていた頃、夏休みに空手の論文を書こうと帰郷。しかし、県内に資料館などはなく、空手の古老らを訪ね回った。沖縄は空手発祥地。沖縄の空手関係者が歴史を知らず、県外の人の質問に答えられないのは問題だとの意識から、「これではいけない」と奮い立ち、資料収集に奔走した。

 博物館は本部道場の2階にあり、展示物は日本語と英語で表記。小林流・知花朝信の直筆の書、劉衛流・仲井真憲孝とのツーショット写真、鉄げたや石げたといった鍛錬道具、ヌンチャクやトンファー、三節棍の古武道具など各流会派問わない資料の数々が並ぶ。

 来館者は8割が外国人。「沖縄=空手の聖地」という理解から「自身の流会派の偉人の墓や実家を訪ねたい。ルーツを知りたい。沖縄で空手を実感したい」という気持ちが強いという。外間さんは「聖地づくりは空手を軸とした観光振興につながる」と強調する。

 県内の空手愛好家らにも空手の歴史を学んでほしいと望む。外間さんは「空手の正しい歴史や基本的な知識を発信してきた。学びと交流の場として活用してほしい」と呼び掛けた。同館は有料で要予約。電話098(945)6148。

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