映画の中では、悪役が憎たらしいほど際立っていると画(え)がしまって面白い。

写真・「キングスマン ゴールデン・サークル」スクリーンガイド

 表向きはロンドンの一流テーラー。裏の顔はどの国にも属さない世界最強のスパイ機関がキングスマン。前作でハリーに鍛えられた街の悪がきだったエグジーが、一人前になり、仲間を殺したゴールデン・サークルに立ち向かうべくアメリカを目指す。

 今回はジュリアン・ムーア演じる、世界的麻薬組織のボス、ポピーがぶっ飛んでいる。笑顔で人間をミンチにしたり、自分だけのコンサートのためにエルトン・ジョン(本物)を誘拐したり、とやりたい放題。俳優は悪役を演じることはとても楽しいという。いつもは封印している自分の中の黒い部分を、最大限に増幅させて放っても許されるかららしい。笑えて少々エロチックな大人の娯楽映画。(スターシアターズ・榮慶子)

◇シネマQ、ライカム、ミハマ、サザンで上映中