【久高泰子通信員】「レベラション(工芸と創作品国際展)」がこのほど、パリのグランパレ展示会場で開催された。そこで「日本国美術品」として国有になる栄誉を得た石垣焼窯元の金子晴彦氏が、2度目の「石垣焼」ブースを構えた。

レベラション(工芸と創作品国際展)で、2度目の「石垣焼」ブースを構えた金子晴彦氏(中央)

 作品は、透明なガラスに鉱石から発色した海の色を基調に、油滴天目の焼き物技法を生かした約20センチ四方の陶板を縦4列、横に28枚並べて組み合わせた「ハッピーブルーウォール」。

 開会式前日に、仏国の著名な日刊紙「ル・モンド」のイベント開催案内記事に、他の2人のアーティストと共に、金子氏が紹介された。

 また会場を訪れたマニュエル・バルス仏国首相は氏のブースに目を留めて立ち止まり、作品を称賛した。

 2年ごとに開催される「レベラション」展は今年で2度目。出展するには厳しい審査を通過する必要があるが、石垣焼は2度選抜され、高度な芸術として、世界的評価を得たことになる。日本からの出展は金子氏のみ。石垣焼は大変好評で、売れ行きも好調であった。

 フランス人からは「ブルーは希望の色。世界では多少なりとも希望が必要であり、金子氏はその希望の色を陶器に載せて、世界へ広める使命がある」と評価された。

 希望の色を石垣島で制作し、1人でも多くの人に希望を届けるために、頑張りたいと言う金子氏。「ブルーは王様の色でもあり、石垣焼は王様の器といえる。王様のように応対したいお客方にぜひ使用していただきたい」と話した。