沖縄県国頭村安田の海岸にドクロマークが描かれたドラム缶が漂着しているのが見つかり、国頭村役場が11日、回収した。ドラム缶は高さ約50センチ、直径約27センチで中には液体が入っており、刺激のある薬品臭がする。ラベルには英語で「カーボン洗浄剤」「毒物」「環境に危険」などと書かれていた。

国頭村安田の海岸に漂着したドラム缶。ドクロマークや「毒物」の英語表記がある(提供)

 漁師の男性(65)が数日前、波打ち際に浮いているドラム缶を見つけて「危ない」と思い、砂浜に置いたという。「廃油かと思ったが、危ない物が入っているとは思わなかった。海に流れ出ていなければいいけど」と驚いた様子だった。伊計忠区長は「『危険』と書かれていたから、不安になる。環境や人体に影響がないか、ちゃんと調べてほしい」と話した。

 北限のジュゴン調査チーム・ザンの鈴木雅子代表は「安田沖ではジュゴンの鳴き声が確認されている。ジュゴンや生息環境への影響が懸念される」と指摘した。

 在日米軍報道部は本紙の取材に対し「現時点で配下部隊からドラム缶がなくなったとの報告はない」と回答した。