地球温暖化の災害と防災に関する講座(主催・那覇市環境政策課)が9月30日、市牧志の牧志駅前ほしぞら公民館であり、沖縄国際大学特別研究員で防災士の稲垣暁さんが「身近な自然環境から考えるうちなー防災」をテーマに講話した。

地域資源の防災活用について講話を聞く参加者=9月30日、那覇市の牧志駅前ほしぞら公民館

稲垣暁さん

地域資源の防災活用について講話を聞く参加者=9月30日、那覇市の牧志駅前ほしぞら公民館 稲垣暁さん

 稲垣さんは、沖縄に大災害が発生した際は「沖縄固有の課題と強みを理解することが大事だ」と強調。課題として、亜熱帯の沖縄で夏場に大災害が発生した場合、避難所における感染症のまん延、停電や断水での食糧枯渇や、傷病悪化など二次災害リスクが予想されることを説明した。

 また、離島県のため他県からの給水や給油の補給が困難となる恐れがあることや、空港や港湾施設損壊による支援の遅れ、観光客の対応なども課題に挙げた。

 一方、強みとして「他県にない豊富な地域資源の活用、伝統的な沖縄ライフの見直しが持続的環境保護と防災につながる」とし、災害時には島野菜を食べて栄養素を摂取できる可能性があることや、災害時にも使える川や井戸の維持活用の必要性などを報告した。