沖縄自動車道と名護東道路を接続させ自動車専用道路にする一環で、政府は「道の駅」許田の国道58号を挟んだ海側に約100台収容できる駐車場の設置を検討している。海岸の埋め立てはせず、現在の国道58号を施設側に移動させ敷地を確保する案が浮上している。複数の政府関係者が14日までに明らかにした。

沖縄自動車道の延伸計画

 道路整備によるアクセス向上や渋滞緩和だけでなく、来場者が多い「道の駅」の利便性を高めて誘客することで、名護市の活性化につなげる狙いがある。現在は、物産センター前と許田側にあわせて約140台収容できる駐車場があり、駐車場の増設で利用者を増やす。

 名護東道路は、2021年夏までに完成させる。しかし、道路ができても沖縄自動車道・許田ICから数久田ICの間には、「道の駅」許田の前に信号があり、速度を落とさざるをえない。国交省は信号撤去に向け関係機関と調整をしている。

 信号を撤去すると、北向き車線からの「道の駅」利用が困難となることから、国道を一部移動して、海側に駐車場をつくる案を検討。うるま市の「海の駅」あやはし館のように道路を挟んだ施設と反対側に駐車場を設け、高架橋でつなぐことで歩行者の安全性を確保。18年度に地元への説明会などを経て詳細を決定する。

 菅義偉官房長官は昨年12月に道の駅を視察した際に「利用客が多いこの道の駅を大幅に拡充したい。名護東道路の伊佐川から先への延伸についても調査するよう指示した」と発言。美ら海水族館や今帰仁城跡、やんばる国立公園など北部の人気観光スポットと、那覇空港や那覇港などを効率的につなげるルートを調べている。