小中学生の学習支援に取り組む森の子児童センター(沖縄県浦添市勢理客、大城喜江子館長)に、北海道函館市に住む匿名の男性から、カニやスモークサーモン、夕張メロンゼリーなどの特産品が届いた。本紙で2016年に連載した「ここにいるよ 沖縄 子どもの貧困」に共感した男性で、過去にも数回、県内の施設に食材を送ってきた。子どもたちは初めて味わう“北の幸”に大興奮だった。

北海道から届けられた食材に喜ぶ大城喜江子館長(右)と職員の佐久田英成さん=浦添市勢理客の森の子児童センター

 特産品は6日に届いた。北海道銘菓のソフトキャンディー、イカめしが入った段ボール2箱、カニや数の子松前漬けが入った発泡スチロール2箱。同センターが午後6~8時までの夜間に、中学生を中心に実施する週2回の学習支援で提供する予定だ。

 9日、同センターでは男性から届けられたイカめしに、おひたしとみそ汁を加えて12人に振る舞った。イカめしを炊き込みご飯と勘違いしていた生徒たちは、初めての味に大喜び。「めっちゃおいしい」と言いながらペロリとたいらげたという。

 男性は昨年12月には同センターを訪問し「自分にできることがあれば」と、特産品を送ることになった。

 大城館長は「子どもたちにとって北海道の食材を食べる機会はなかなかないので、本当にありがたい」と感謝した。