米空軍第18航空団は5日、米オクラホマ州にあるタルサ州空軍基地所属のF16戦闘機12機が、今月中旬から米軍嘉手納基地に暫定配備されると発表した。州軍の配備は1、6月に続き今年3度目で、當山宏嘉手納町長は「嘉手納基地で恒常的に訓練をするのではないかという懸念を持たざるを得ない」と反発した。

F16戦闘機(写真は米バーモント州の空軍州兵部隊所属機)

 派遣されるのは第125遠征戦闘中隊で、要員200人を伴う。太平洋軍地域安全保障計画によるもので、災害救助、状況認識、海賊対策、積極的な防衛と戦力展開などを米太平洋軍に提供するという。

 同団によると、2004年から実施している米太平洋軍の部隊配備の一環。同中隊司令官のマシュー・バーテッリ中佐は「インドネシア、アジア・太平洋地域で能力を試すことを期待している」としている。

 F16は今年1~4月に米ウィスコンシン州、6~7月には米バーモント州の部隊が嘉手納基地で訓練している。

 県や嘉手納町など周辺市町村には同日、沖縄防衛局を通じて連絡があった。當山町長は「騒音や悪臭の問題も改善されず、日米両政府の負担軽減は口先だけかと思ってしまう」と批判した。

 F16は6月に米アリゾナ州で、8月にはドイツで墜落事故を起こしている。