【沖縄】コザのフォーク史を振り返るトークショー「あれから40年…KOZA'75」が13日、沖縄市一番街商店街の市音楽資料館「おんがく村」(備瀬善勝館長)で開かれた。備瀬さんが司会を務め、1970年代にコザを中心にフォーク歌手として活動したミュージシャンの仲本ツトムさん(64)と黒川修司さん(62)が当時を振り返った。KOZA'75は、備瀬さんの呼び掛けで制作したレコードで、仲本さんと黒川さんも参加していた。

70年代の沖縄フォークを語る(左から)黒川さん、仲本さん、備瀬さん=13日、沖縄市一番街の沖縄市音楽資料館「おんがく村」

 京都府出身の黒川さんは、本土復帰直前の1971年に来沖。備瀬さんの案内で各地を回り、ライブをしたりしたという。そのころフォークグループでギターを弾いて、主にアメリカの曲を演奏していた仲本さんは、弾き語りをする黒川さんを見て「負けた」と思ったなどと明かし「ショックを受けた。それから、自分や仲間が歌い始めたのがコザのフォークの出発点になったのではないか」などと振り返った。

 黒川さんは「当時は、時代の変わり目だったと思う。75年にはベトナム戦争が終わった。弾き語りで自作自演する形は、沖縄には民謡の形で、三線で同じことをずっとしていた」と背景を説明した。