2015年8月に粟国空港で着陸失敗事故を起こしてから約2年5カ月運休していた第一航空(本社・大阪府)の那覇-粟国路線が15日、再開した。3月末まで1日2往復を運航する。4月以降の18年度も継続するかは不透明だ。

約2年5カ月運休した那覇―粟国航空路線で、粟国空港に到着した第一航空の再開第1便=15日午前9時5分、同空港

 再開第1便は同日午前8時45分、那覇空港を離陸し、同9時に粟国空港に着陸した。

 再開に当たり、同社の木田準一社長は「事故を起こして再開まで長く待たせてしまい、粟国村民、県民に申し訳ない。一便一便、安全に飛ばし、信頼回復に努める」と改めて謝罪した。

 粟国村の新城静喜村長は「村民は長らく不便を強いられてきた。第一航空にはまず、3月末まで事故を起こさず、安全運航を続けてほしい」と述べた。

 再開は昨年末、県と村が3月末までの運航赤字見込み約1億700万円を国と補助することを認めて決まった。一方で、18年度の赤字見込み約2億6千万円は、負担額が過大として県、村とも補助を認めなかった。

 同社は補助なしでの運航継続を困難視し、村民の要望があれば県と再交渉する考え。ただ、県と村は既に補助しないと結論が出ているとし、応じる気配はない。

 那覇-粟国を結ぶ第一航空機は15年8月28日、粟国空港で着陸に失敗し、滑走路を外れて金網に衝突。乗客ら14人のうち11人がけがをした。直後から路線は運休。国の業務改善命令を受け、同社は訓練や安全態勢の再構築を続けた。