日本銀行那覇支店(蒲原為善支店長)が8日発表した8月の県内金融経済概況は「県内景気は全体として拡大している」と25カ月連続で判断を維持した。外国客需要の伸びで観光が引き続き好調で、人口増などを背景に建設関連、個人消費も堅調に推移している。同支店では先行きについて、国内外の景況や経済動向などを注視する必要があるとしつつも、県内経済は「引き続き拡大する可能性が高い」としている。

 観光は国内客は前年比で微減だったが、外国客が大幅に増加。建設は公共投資が底堅く推移し、民間も新設住宅着工件数が前年を上回った。個人消費は小売店の新規出店や改装の効果で伸長。家電販売は旧盆の買い替え需要、自動車も催事効果などで前年実績を超えた。

 蒲原支店長は「県内の好景気があらためて裏付けられた。観光を基点に非製造業から製造業、雇用まで波及し、好循環が生まれている」と説明。「ちょっとやそっとのことでは腰折れしない経済だ」と底堅さを強調した。