◆私らしく、はたらく(2)吉戸三貴

 41歳。留学1回、転職5回を経て起業し、はや7年。沖縄と東京でPR、コミュニケーションの専門家として活動しながら大学院にも通う。これが今の私です。安定した企業に就職して結婚、出産を機に退職するはずが、なぜか、経営者と大学院生の二足のわらじを履いています。未来予想図からは大きく外れましたが、ここまできたら、あと40年(!)は現役で仕事を楽しむつもりです。今回は、気持ちよく働くために私が実践している三つの「マイルール」をご紹介します。

◆機嫌よく働く

 一つ目は「機嫌よく働く」。東京のイベント会社に勤めていた20代のころ、感情の起伏が激しい同僚がプロジェクトから外されるのを見て、気分を整えるのも仕事のうちだと実感しました。以来、体調や気持ちの浮き沈みはできるだけ表に出さないようにしています。時には難しいと感じることもありますが、穏やかで安定感のある対応は信頼につながるので、私にとっては欠かせないルールです。

◆自分から動く

 二つ目は「自分から動く」。若いころの私は常に受け身で不満だらけ。うまくいかないことがあるとすぐに会社や上司のせいにしていました(ハズカシイ)。その態度が間違いだと気付いたのは、沖縄美ら海水族館の広報になった時。経験不足を補おうと積極的に仕事に取り組むようにしたら、周囲の反応が変わり、チャンスをもらえるようになったのです。変化がほしいなら、まずは行動する。会社員時代も起業してからも大切にしていることです。

◆初心を忘れない

 三つ目は「初心を忘れない」。30代でプランナー資格を取り、東京のPR会社に転職した時のこと。広報の基本はすべて分かっていると思い込んでいましたが、実際には仕事に全くついていけず、すぐに落ちこぼれてしまいました。あれから10年。今は学び続けることの重要性を日々感じています。うっかり調子に乗りそうな時は「井の中の蛙(かわず)」時代に得た教訓を思い出して、気持ちを引き締めています。

 機嫌よく自ら動き、初心も忘れない。言うは易(やす)く行うは難し……ですが、頭の隅に置いてちょっと意識するだけでも、行動が変わってくると感じています。誰かのために我慢するのではなく、自分が心地よく働き続けるために実践する。そう考えて試してみると、あなたの仕事にも変化が訪れるかもしれません。(コミュニケーションスタイリスト)