沖縄県と米ハワイ州の姉妹都市締結30周年記念式典・祝賀会が9日、那覇市内のホテルで開かれた。翁長雄志知事やハワイ州のデービッド・イゲ知事、ハワイ沖縄連合会など関係者350人が、115年前の移民からつながる両地域の絆を確認し、今後の友好発展を誓った。

沖縄・ハワイ州姉妹都市締結30周年記念式典で、カチャーシーを踊る翁長雄志知事(右)とデービッド・イゲ米ハワイ州知事(左)ら=9日午後8時すぎ、ロワジールホテル&スパタワー那覇(渡辺奈々撮影)

 翁長知事は今年、ハワイとクリーンエネルギー導入・普及へ向けた覚書を更新したことや、しまくとぅばの復興などに共同で取り組むことになったことなどを挙げ、「30周年を契機に、ハワイと沖縄の友好の歴史に新たな一歩が刻まれた」と感謝した。

 県系3世のイゲ氏を知事に押し上げるなど、海を渡ったウチナーンチュの活躍に敬意を表し、「これまで以上に連携を密にし、アジア太平洋地域の平和と発展のためになお一層、力を注ぎたい」と決意を述べた。

 イゲ知事は「沖縄とハワイはビジネスだけの関係ではなく、ファミリーだ。関係がいつまでも続くよう祈念している」と喜んだ。

 両知事は式典に先立ち、県庁でも懇談。翁長知事は、戦後の食糧難に苦しむ沖縄に、県系人が550頭の豚を贈った逸話を伝えるため、記念碑の建立に取り組んでいることも報告した。

 沖縄県とハワイ州は1985年6月に姉妹都市締結を結んでいる。

 式典には、キャロライン・ケネディ駐日米大使やマーク・比嘉ハワイ沖縄連合会長、喜納昌春県議会議長、高山朝光沖縄ハワイ協会会長らも出席した。