【糸満】沖縄県平和祈念資料館の特別企画展「戦後70年伝え残す記憶 ウチナーンチュが見た戦前・戦時下の台湾・フィリピン」が9日、糸満市摩文仁の資料館で始まった=写真。12月10日まで。入場無料。

企画展「ウチナーンチュが見た戦前・戦時下の台湾・フィリピン」の展示物を見学する来館者=9日、糸満市摩文仁・県平和祈念資料館

 企画展は、太平洋戦争前にフィリピンと台湾に移住した県民たちの苦難の歴史をまとめた。当時の資料や写真、パネルなど約350点を展示。フィリピン・ミンダナオ島に米軍が上陸後、タモガン渓谷に逃げた日系人の多くが、マラリアや飢えで亡くなった説明のほか、1944年の台湾総督府職員録、台北大空襲の記録写真などが並ぶ。資料館の國仲功館長は「戦争の愚かさ、平和の尊さを考えてもらい、平和創造への思いを深めてほしい」と来館を呼び掛けた。