那覇市街の9割が焼失するなど県内各地に大きな被害をもたらした10・10空襲から71年となる10日、那覇市若狭の「なぐやけの碑」で、市連合遺族会主催の慰霊祭が営まれた。小雨がぱらつく中、遺族ら約200人が参列。空襲被害者を含め、市の戦没者2万9千人余の名簿を奉納した碑の前で焼香し、平和への誓いを新たにした。

戦没者を悼み、「なぐやけの碑」で焼香する慰霊祭参列者=10日午後、那覇市若狭海浜公園(金城健太撮影)

 同遺族会の大嶺正光会長は弔辞で「新たに戦争を起こしかねない世相に、緊迫した危機感を覚えている。いかなる理由があっても戦争だけは絶対にあってはならない」と強調した。

 慰霊祭には、那覇市の新里博一福祉部長のほか、県遺族連合会の宮里篤正会長や地域の小中学校の児童・生徒らも参列した。