翁長雄志知事は13日午前10時から記者会見し、前県政が出した名護市辺野古の新基地建設に伴う埋め立ての承認取り消しを発表する。承認手続きに瑕疵(かし)があったと結論付けた第三者委員会の判断と、沖縄防衛局の見解を聞く「聴聞」を終えたことを踏まえ取り消しに踏み切る方針。防衛局は、取り消しは「違法」と主張しており、公有水面埋立法を所管する国土交通相に不服を申し立てるなど、即座に対抗措置を取ることが想定される。

翁長雄志知事

 承認取り消しの通知を県職員が同日、防衛局へ直接提出する予定で、受理後に取り消しの効力が発生し、防衛局は埋め立ての根拠を失い、作業ができなくなる。

 11日に翁長知事、安慶田光男、浦崎唯昭両副知事、県幹部と弁護士が県庁で調整し取り消しを確認した。

 翁長知事はあらゆる手段で新基地建設を阻止すると公約に掲げ、知事に就任後のことし1月には弁護士ら有識者で組織する第三者委員会を設置。7月に「瑕疵あり」の報告を受けた。

 行政手続法に基づき処分される側の意見を聞く「聴聞」を実施すべきだとの国の主張を受け、県が今月7日に実施した聴聞に防衛局は陳情書の提出を出頭に代えて済ませている。

 翁長知事は9月14日の記者会見で、政府との集中協議が決裂に終わったことなどを受け、取り消す方針を表明している。県は防衛局の埋め立て申請で普天間飛行場の県内移設の根拠が乏しいことや、生物保護、騒音対策などの環境保全が適切に講じられていると言い難い点を指摘している。

■知事会見をライブ配信

 沖縄タイムス社は、翁長知事の辺野古埋め立て承認取り消しの記者会見の模様をホームページでライブ配信します。録画を見ることもできます。通信環境によっては配信できない場合もあります。ご了承ください。