2018年(平成30年) 5月22日

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米軍、津堅沖で降下訓練 伊計島不時着と同型ヘリ

 米軍は18日午後、沖縄県うるま市の津堅島訓練場水域で米軍普天間飛行場所属のUH1Yヘリを使ってパラシュート降下訓練を実施した。ヘリが読谷村の米陸軍トリイ通信施設の着陸帯で兵士を乗せ、同水域上空から5回にわたり計15人が降下した。津堅沖で米軍がヘリを使った降下訓練は近年例がなく、UH1Yが同訓練でトリイを使うのは初めてとみられる。地元自治体や議会が反対する中、訓練回数は増加し、新たな機種や基地が使われるなどの機能強化に反対の声が上がっている。

パラシュートで降下する米兵=18日午後1時20分ごろ、うるま市津堅島訓練場水域

うるま市津堅島訓練場水域でのパラシュート降下訓練のため米陸軍兵を乗せてトリイ通信施設を離陸する普天間飛行場所属のUH1Yヘリ=18日午後2時42分、読谷村(読者提供)

パラシュートで降下する米兵=18日午後1時20分ごろ、うるま市津堅島訓練場水域 うるま市津堅島訓練場水域でのパラシュート降下訓練のため米陸軍兵を乗せてトリイ通信施設を離陸する普天間飛行場所属のUH1Yヘリ=18日午後2時42分、読谷村(読者提供)

 UH1Yヘリは、今月伊計島に不時着した同型機。ヘリは午後1時ごろから同水域付近の上空を旋回。少なくとも午後1時19分から午後2時53分にかけて5回、計15人がそれぞれヘリから飛び出し、海面に降りた。

 読谷村や北谷町砂辺からは、トリイを離陸した直後の機体横に座った兵士が足を空中に投げ出した状態で訓練場に向かう様子が目撃された。

 同水域は本島と津堅島を結ぶ定期船や漁船などが頻繁に運航しており、市や市議会は住民の安全安心を守る観点から、これまでも訓練の中止を求めている。

 訓練は今年初めて。県や市が把握する1997年から2016年までの20年間に同水域で確認された訓練は7回。しかし、昨年は過去20年間を上回る9回の訓練が確認され、地域住民は常態化を懸念している。

 トリイでは15年1月にオスプレイが飛来し、兵士を乗せて伊江島でパラシュート降下訓練を行ったことが確認されているが、村によると、UH1Yの飛来と津堅沖訓練での使用は、いずれも初とみられる。

 沖縄防衛局は村に対し、トリイの着陸帯は人員輸送などが目的の「管理着陸帯」と説明しており、村は戦術訓練での使用に一貫して反対している。

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