那覇市松尾2丁目の「国映館」跡地のホテル建設工事現場で見つかった米国製50キロ爆弾の不発弾1発の安全化処理が20日午前10時39分から陸上自衛隊によって行われ、同11時23分に終えた。国際通りを含む現場から半径166メートルの避難対象地域は午前10時20分から処理終了までの約1時間、立ち入り禁止となった。国際通りの規制を伴う不発弾処理は昨年9月以来。

買い物客らの避難が済み、人がいなくなった国際通り=20日午前10時28分、那覇市松尾(田嶋正雄撮影)

買い物客らの避難が済み、人がいなくなった国際通り=20日午前10時28分、那覇市松尾(田嶋正雄撮影)

 避難対象となったのは約千世帯2500人の住民と約350事業所の従業員、観光客ら。市職員らが9時半から避難を呼び掛け、対象地域の土産品店や飲食店はオープン時間を遅らせたり、一時閉店したりした。

 同10時20分から立ち入り規制を始めたが避難に時間がかかり、陸自の処理作業は予定より9分遅れの10時39分に開始。信管を取り外す作業などを進め、予定より7分早い11時23分に安全化処理を完了した。

 昨年9月の処理では、外国人観光客が処理中に避難エリア内で見つかり、作業が中断した。市は周知・誘導が不十分だったとの反省から市観光協会の協力も得て、外国語対応できる人員を前回の2人から10人に増やして対応。通訳は次々訪れる外国人観光客に説明し、トラブルはなかった。

 処理前に現場視察した城間幹子那覇市長は「また国際通りの真ん中で見つかった。戦後73年たっても、いまだに見つかるのは胸が痛い」と指摘。「県民は危険な物の上で生活している。過って衝撃が加わっていたら、大変な事故になっていた」と述べた。

 沖縄戦の不発弾処理が終わるまでには、あと約70年かかるとされている。