2017年に沖縄県内で検挙された犯罪少年(14~19歳)は前年より221人少ない510人で、過去10年間で最も少なかったことが県警少年課のまとめで分かった。犯罪少年の数自体は年々減少傾向にあるものの、再犯者率は全国4番目に高い43・1%だった。

犯罪少年検挙数と再犯者率の推移

 同課によると検挙数は09年の1222人と比べ、半数以下にまで減少。一方、08~16年の再犯者率は37~50%で、全国平均の31~37%より高い水準で推移している。16年は50・1%で全国ワーストだった。

 沖縄は過去10年の共犯率も例年60%前後で、全国平均を17~20ポイント上回っている。16年は検挙された犯罪少年の約6割が共犯だった。

 同課は「先輩、後輩のつながりが深く、コミュニティーから抜け出せないことも要因の一つではないか」と指摘。「悪いつながりを絶つとともに飲酒や喫煙、深夜徘徊(はいかい)を早期に発見し、補導することで少年犯罪を未然に防ぎたい」と述べた。

 少年問題に詳しい沖縄国際大学の山入端津由名誉教授(犯罪心理学)は、再犯防止には「子どもが安心して心を預けられる『安全基地』のような存在が不可欠」と話す。

 少年院や少年鑑別所を出ても「頼れるのが仲間だけでは、その状況から逃れられないという無力感を生み、再犯につながる」と強調。「人は相互作用の中で生きていく。社会全体で支えていくことが重要」と説明した。(社会部・嘉良謙太朗)