沖縄県名護市汀間漁港で昨年10月、辺野古新基地建設の抗議活動に使う小型船「なずき丸」のスクリューのプロペラが何者かに壊されたとして、元所有者の比嘉弘さん(68)が15日、容疑者不詳の器物損壊容疑で那覇地検に告訴状を提出した。

 告訴状によると、昨年10月18日午後5時ごろから翌19日午前8時ごろまでの間、何者かが同船のプロペラを損壊したとされる。抗議船の係留ロープが外され、通常乗り降りしないスクリュー上の船縁に泥がついた足跡などもあったという。

 「なずき丸」の男性船長は同月19日、同漁港付近で何らかの原因で水難事故に遭い、病院で死亡が確認された。

 事故後、市民らが船を調べたところプロペラの破損に気付き、専門機関に鑑定を依頼。羽が大きく欠損しているが、航海中にできた損傷にしてはこすり傷などが少なく、人為的に壊された可能性は否定できないという。