宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開幕した第29回トータルリビングショウ。初参加の9企業を含む住宅関連52社が出展。初出展企業は、写真や絵をプリントできるデジタルプリント壁紙などで新たな住環境を提案したり、台風や塩害に強くなるコンクリート用混和材など沖縄の環境に対応する新商品を紹介。木造建築関連では2年連続で出展企業が増え、需要が伸びる県内市場での事業展開を狙う。

写真を壁紙にする技術について解説する昭和制作の担当者(右)=16日、宜野湾市・沖縄コンベンションセンター展示棟

 看板などを設計・施工する昭和制作(那覇市)は写真や絵を印刷できる防火認定のデジタルプリント壁紙「プリンテリア」を紹介。壁紙は看板製作の技術を生かした新商品で、写真を壁一面に貼ることができるようになる。赤嶺竜司社長は「思い出の写真や子どもの絵などでオリジナルの壁紙を造ることができる。企業や商業施設だけでなく、一般家庭での利用も広げたい」と営業に力を入れる。

 2012年に設立したゼロテクノ沖縄(うるま市、岡田秀敏社長)は今回初めて出展し、混ぜることでコンクリートの耐久性を上げ、塩害に強くなるコンクリート混和材「高品質フライアッシュ〈CfFA〉」をPR。

 耐用年数が約40年とされる従来コンクリートに比べ、CfFA混和コンクリートの耐用年数は100年以上といい、しっくいに一定割合を混ぜた場合でも曲げ強度が4割ほど増すという。南出拓人経営企画部長は「CfFAがコンクリートに標準採用されることを目指して認知度を高め、3世代100年保つコンクリートを普及させたい」と意気込んだ。

 木造建築関連では2年続けて参加企業が増え、今回は8社が出展。ウッドエナジー協同組合(宮崎県日南市、吉田利生代表理事)は国産材の集成材と規格型木造倉庫で、県内需要の獲得を狙う。倉庫は幅12メートル、奥行き24~40メートルに対応。沖縄で販売するために、秒速46メートルまでの強風に耐えられるように改良した。同組合営業部の岡田佳澄さんは「台風にも耐えられる。展示会で沖縄でのニーズを探り、販売拡大につなげたい」と語った。