【山城博明通信員】9月24日はサンタクルス県の県制記念の公休日で、それを祝して毎年国際見本市が、10日間開催される。今回見本市の畜産部門で注目を集めたのは、サンタクルス市在住の知花勇さん(48)=2世・読谷村系=が出したネローレ種の雄牛(生後35カ月)、ALFARO・CAPIGUARA(アルファロ・カピグアラ)。体重1370キログラムの最重量で、顔や耳、頭、全体像などが最も美しいと審査員から評され、グランド・チャンピオンに輝いた。

チャンピオンに輝いた雄牛アルファロ(写真左下はアルファロの子)

飼育者の知花勇さんと妻の友子さん=サンタクルス市

チャンピオンに輝いた雄牛アルファロ(写真左下はアルファロの子) 飼育者の知花勇さんと妻の友子さん=サンタクルス市

 同見本市はボリビア最大で国外からの参加も年々増えている。自動車、電化製品、食品、農機具などすべての分野が参加し、畜産部門も多くの牧畜家が自慢の牛などを品評会に出し、セリなどが盛んである。

 アルファロは牛の名前で、カピグアラは知花さんが経営する牧場の名前。人間でいうなら牧場の名前は姓に値する。品評会に出すことができるのは生後36カ月までで、今までの記録は1380キログラム。知花さんの牛は記録まで惜しくも10キロ足りなかった。

 毎日体重が1250グラム増えるので36カ月で出ていれば記録を更新したかもしれない。

 知花さんの牧場では品質の改良や、選定した高品質雄牛(2歳牛)を全国の牧畜家に販売するいわゆるブリーダー経営が主である。

 サンタクルスやベニ県は牧畜が盛んで数万頭規模の牧場も多数あり、知花さんと同じ品種改良など専門のブリーダーが多い。知花さんは飼育頭数こそ800から1000だが、ブリーダーとしては現在ボリビア国内ランキング5位と評価は高い。牧畜を始めて17年、ブリーダーとして15年の経験を持つ。