第10回うるま祭り闘牛大会(主催・うるま祭り実行委員会、後援・沖縄タイムス社)が18日午後2時からうるま市石川多目的ドームで行われた。迫力満点の闘牛が無料で見られる人気メニューとして定着しているため、地元の家族連れ、県内各地からの闘牛ファンや観光客など約3千人が詰め掛けた。

大観衆の目をくぎ付けにした結びの大一番。リング中央で激しく押し合う康荒一撃と天心タイガー(右)=うるま市石川多目的ドーム

 会場を往復のシャトルバスが運行するなど会場周辺は大にぎわい。主催者あいさつ、くす玉割りなど恒例のセレモニーの後に対戦の火ぶたが切られ、次々に10取組が繰り広げられた。

 巨体激突の攻防に観客の肩が何度も右、左と揺れ、勝負が決まる迫力場面ではどよめきや歓声の連続だった。注目を集めた結びの一番(優勝旗争奪戦)は期待通りの熱戦となり、会場を沸かせた。天心タイガーと康荒一撃の対戦は、序盤から息もつかさぬ激しい押し合いとなり、観客の目をくぎ付けにした。

 先に攻めたのは康荒一撃。対戦開始1分30秒すぎ、下からの“はね上げ”でタイガーの体勢を崩すと、一気の押し込みに出た。この強い押し込みを残せず、タイガーはあっという間に柵際に。間髪を入れず一撃の腹取りが決まり、ここで勝負あったかに見えた。

 しかし、とどめとなる2発目を免れたタイガーが必死に体勢を持ち直し、再びリング中央へ。その後も押し合いが続いたが、終始攻勢を取り続けたのは一撃だった。再三再四、タイガーをあと一歩のところまで押し込んだが、タイガーは驚異的な二枚腰で何度もこの窮地を脱出。対戦開始10分を超え、勝敗は形勢不明となったが、12分すぎに勝負が急展開した。

 攻め疲れが出た一撃の足が鈍り、逃げ腰となったのをタイガーが見逃さず、飛び込むような「腹取り」一発。たまらず一撃が敗走し、一瞬にして勝負に幕が下りた。タイガーは徳之島からの移籍牛だったが、沖縄初勝利を飾り、通算成績を2勝1敗とした。

 対戦の動画を見ることができます。http://togyu.ti-da.net/e8047845.html

(又吉利一通信員)

 次回は二つの祭り闘牛が同日開催。25日(日)午前11時から、読谷村むら咲むら闘牛場で第18回読谷まつり闘牛大会、午後3時からは今帰仁村営闘牛場で、今帰仁村総合まつり闘牛大会が予定されている。いずれも入場無料。