優れた舞台技術者を表彰する第21回「ニッセイ・バックステージ賞」に舞台美術・背景画家の新城栄徳さん(77)=浦添市=が選ばれた。沖縄芝居の舞台美術を担い、沖縄芸能の保存、継承に貢献していることが評価された。贈賞式は11月27日に東京の日生劇場で行われる。歌舞伎の狂言作者・竹柴正二さん(74)も受賞した。

ニッセイ・バックステージ賞受賞の喜びを語る新城栄徳さん=10日、浦添市安波茶

 約半世紀にわたって舞台美術に関わってきた新城さんは「役者とタイアップしないとできない。厳しいときもうれしいときも一緒にという気持ちが大事だ」と喜んだ。

 新城さんは1938年、那覇市生まれ。沖縄テレビの美術部などを経て兄の喜一さんと沖映演劇の舞台美術を担当した。現在、沖縄芝居美術のほぼ唯一の現役として活動している。2014年度沖縄タイムス芸術選賞功労賞。

 ニッセイ文化振興財団が1995年に創設した「ニッセイ・バックステージ賞」は舞台芸術を裏から支え、舞台づくりに貢献し、優れた業績を挙げている舞台技術者(原則として現役の個人)を表彰する。

 県内からは98年に結髪の小波則夫さんが受賞している。