従業員50人の食品製造会社で、営業社員の大城さんが同僚の金城さんと「職場のストレス」について話している。

(資料写真)パソコン

 大城さん あれ~、金城さん。昨日、会社で見かけなかったけど休んでたの?

 金城さん 昨日は年に1度の人間ドックだったんだよ。40代後半にもなると、いろいろ引っかかってさぁ。コレステロールと中性脂肪が高くなって、再検査を受けなきゃ。忙しいと夕食も遅くなって、最近、運動もしてないからメタボ予備軍だよ。

 大城さん お互い年末から新商品PRのイベントが続いて、残業や休日出勤が多かったから、なかなか疲れが取れない感じだね。

 金城さん 帰宅が遅くなると睡眠時間も短くなるしね。働き盛り世代は、仕事でストレスを感じている人って、多いだろうなぁ。

 大城さん やっぱり働き過ぎだよね。毎日遅くまで残業することが多いし。仕事が過重になると、脳や心臓疾患を発症する危険性が高くなるらしいよ。うつ病などのメンタルヘルス不調になることもあるらしい。

 金城さん そういえば、「残業と休日出勤をあわせて月100時間を超える場合、医師の面接指導を行うので、申し出るように」と総務部長から事務連絡があったな。

 大城さん 会社も、労働時間の改善やストレスをなくす対策に取り組んでいるんだな。僕たちも働き盛りの今だからこそ、自分自身で健康管理をしないといけないね。

 金城さん 松下電器創業者の松下幸之助氏も「健康管理も仕事のうち」って言っていたな。

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[気になる数字]59.5%

 仕事や職場で強いストレスを感じている労働者の割合(2016年、厚生労働省「労働安全衛生調査」)

[気になる言葉]過重労働による健康障害の防止対策

 働き方改革のテーマの一つに「長時間労働の是正」がある。時間外・休日労働時間を合わせて、月100時間以上または2~6か月平均で月80時間を超えると健康障害のリスクが高くなる。過重労働による健康障害防止のためには時間外・休日労働の削減、年次有給休暇の取得促進のほか、健康管理体制の整備、健康診断の実施が重要になる。

 労働安全衛生法および労働安全衛生規則では、使用者(会社)が労働者に、やむを得ず長時間にわたる時間外・休日労働を行わせた場合、労働者に対して、医師による面談指導などを実施するよう求めている。また労働者に対しても、健康診断の受診や自分の健康を自分で守る生活習慣や行動が求められている。(社労士・安田ひろみ)

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