沖縄市の沖縄こどもの国(高田勝園長)は23日、飼育されていた雌の子ゾウ「琉美(るび)」(2歳10カ月)の死体を解剖したが、死因は分からなかったと発表した。今後は県外の専門機関に依頼し、採取した血液や体の細胞を調べるという。来園者が琉美を追悼するため、24日からゾウ舎付近に献花台を設置する。

22日に死んだ子ゾウ「琉美」。来園者から愛され人気だった(沖縄こどもの国提供)

 獣医師によると、19日に飼育担当者から食欲がないとの報告を受け、血液検査などを行った。その結果、白血球の数値が低下し、抵抗力が落ちていたという。点滴などの治療も行ったが22日午後4時ごろに容体が急変。心臓マッサージなども施したが息を引き取った。泣き崩れる職員もいたという。

 解剖では顎のリンパの腫れなどが確認されたが、死因は特定できなかった。専門機関に依頼し2~3カ月かけて死因を調べる。

 県内で初めて誕生したゾウとして県民から愛されていた琉美。約30分の会見で高田園長は「初めての繁殖で全てが勉強だった」と振り返った。「琉美の成長が沖縄の人たちに笑顔を与えていたと思う。本当に悔しい」と目頭を押さえる場面もあった。