10月は、「祭り闘牛」の季節。迫力満点の闘牛が無料で見られる絶好のシーズンとなっているが、25日は2大会が同日開催。2大会とも、昨今開催数が激減している「野外闘牛」(8年前から屋根付きのドーム闘牛が主流に)となっており、沖縄の“伝統娯楽”闘牛をディープに味わえる貴重な機会となっている。行楽シーズン真っただ中、絶好の推奨スポットになるだろう。開催時間がずれているので“ハシゴ観戦”も可能だ。

最近は年5回程度しか開催されない野外での闘牛。「祭り闘牛」は沖縄の伝統娯楽をノスタルジックに味わうことができる貴重な機会=2014年10月26日の第17回読谷まつり闘牛大会の3番戦

第18回読谷まつり闘牛大会 対戦表

今帰仁まつり闘牛大会 対戦表

最近は年5回程度しか開催されない野外での闘牛。「祭り闘牛」は沖縄の伝統娯楽をノスタルジックに味わうことができる貴重な機会=2014年10月26日の第17回読谷まつり闘牛大会の3番戦 第18回読谷まつり闘牛大会 対戦表 今帰仁まつり闘牛大会 対戦表

■読谷まつり闘牛

 先に行われるのは第18回読谷まつり闘牛大会(主催・村闘牛連合会・読谷まつり実行委員会)。午前11時から、むら咲むら闘牛場で18頭による9組(1組はアトラクション)が予定。徳之島からの移籍後初場所となる牛や、ピカピカのデビュー組など新鮮さが際立つ編成で、未来のスター牛を発掘する楽しみがある。

 中でも注目は2番戦に登場する古堅モータース黄龍だろう。5月徳之島中量級優勝旗争奪戦に出た大物で沖縄デビュー戦となる。どんな戦いを披露するのか興味津々だ。

 ▽「優勝旗争奪戦」 伊良皆圧送一直線 対 松力隆丸 一直線は昨年のこの大会でデビューし、通算2勝1敗の戦歴。松力隆丸は今回が初場所。隆丸の力が未知数だけに、予想が難しいが、重要なのはスタミナ。対戦開始5分で勝負の行方が見えてくるだろう。

 ▽「2番戦」 古堅モータース黄龍 対 荒波 黄龍は徳之島中量級王座決定戦で、しいじゃトガイ宝也號と対戦。15分余の熱戦の末に敗れ、その後沖縄に移籍したが、持久力豊富なイメージがある。休養十分なだけに復活の可能性は大きい。対する荒波は先場所(9月)龍神アグレに敗北。大物食いで知られ、展開次第だが、「一発」が期待できる。

■今帰仁村まつり闘牛

 今帰仁村まつり闘牛大会(主催・今帰仁村まつり実行委員会)は午後3時から村営闘牛場。昨年同様14頭(2組はアトラクション)による7組の対戦。こちらも新顔が目立つ構成で闘牛ファンには興味津々だ。

 ▽「1番戦」 豪剣美龍 対 へーばる号 豪剣美龍は徳之島からの移籍で沖縄初場所。速攻を得意とするようだが、どんな戦いを見せるか要注目だ。へーばる号は2013年4月石川大会で与那嶺花形篤希号を下し初勝利を挙げたが、その後徳之島へ。徳之島では公式戦の記録はなく、今回2年半ぶりに再登場する。前回より一段の変わり身があるかどうか、注目したい。

 ▽「2番戦」貴鶴ゴバヌー 対 戦闘ムサシ ゴバヌーは前場所白星(相手は琉桜)、だが、ムサシは黒星(相手は清風王道)。明暗を分けたが、対戦相手のレベルはムサシの方が上で、今回の勝敗予想はなかなか難しい。両牛の戦法から、いずれにせよ短期決戦の可能性が大。(又吉利一通信員)