26日午前11時45分ごろ、那覇空港国内線ビルと国際線ビルをつなぐ連結ターミナル施設の建設工事現場で、3階部分のコンクリート製の梁(はり)が崩れ落ちた。近くで作業していた高所作業車に梁が当たり、同車に乗って落下防止ネットを張っていた会社員の男性(43)=うるま市=が転落、搬送先の病院で死亡した。別の作業車にいた沖縄市の会社員の少年(18)も転落し、頭にけがを負ったが、意識はあるという。豊見城署や那覇労働基準監督署などが事故原因を調べている。

コンクリート製の梁(はり)が崩落した事故現場を調べる県警の捜査員=26日午後2時27分、那覇空港

事故現場

落下した梁の事故現場

コンクリート製の梁(はり)が崩落した事故現場を調べる県警の捜査員=26日午後2時27分、那覇空港 事故現場 落下した梁の事故現場

 同署などによると2人は事故当時、2台の高所作業車で人や荷を載せる「パケット」に乗り、高さ12~13メートルの場所で作業員の落下を防ぐネットを取り付けていた。2人はヘルメットをかぶり、命綱を着けていた。梁の落下で鉄筋など施設の一部も崩落した。

 県警は同日、豊見城署に捜査本部を設置。現場にいた他の作業員や工事関係者から事情を聴くなどして、業務上過失致死傷の疑いも視野に調べる方針。事故の影響で現場が再度崩れるおそれもあるため、県警は安全が確認され次第、実況見分をする予定だという。

 事故を受け、工事発注者の那覇空港ビルディング社の兼島規社長は「1名が亡くなったことは大変残念でならない。施工会社などと協力して事故原因の究明と再発防止策を講じていく」とコメントを発表した。

 事故原因については調査中とし、再発防止策と安全管理体制が整うまでは工事は中断するという。

 同施設は鉄筋コンクリート5階建てで、国内線と国際線の両ターミナル間約170メートルを連結する。ことし12月の完成を目指し、来春のオープンを予定している。