銀色に輝く3輪のユリの花が、県立武道館アリーナ棟で展示され、来場者の関心を集めている。

花びらや葉の細部まで切削加工したアルミ製のテッポウユリ=24日午後、那覇市・県立武道館アリーナ

 新種かと思いきや、このユリはアルミ製。ものづくりネットワーク沖縄(うるま市、金城盛順理事長)が高度な金属加工技術で製作。重量18キロのアルミの塊を削り、95グラムのユリの花を浮き上がらせた。

 さまざまな角度から金属を削ることが可能な「5軸マシニングセンタ」(切削加工機)を使用した。

 実際の花のデータをコンピューターに取り込み、技術者が切削工程を組み立てる。想定通りに削れているか、人間の目で確かめ、削り方を調整。高度な技術と緻密さが求められる作業だ。

 金城理事長は「機械で削るとはいえ、工程設計や削りの微調整には、人間の技術と経験が必要。それだけ人材が育ってきた証拠だ」と話していた。