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  • 人力歩行ロボット「スケルトニクス・アライブ」が産業まつりで注目
  • 国立沖縄高専OBが起業した会社が製作。「アライブ」は第5世代
  • 今後は乗り物と人型に変形するパワードスーツの開発に力を入れる

 「あ、いいね!使って納得 県産品」をテーマに、那覇市の奥武山公園と県立武道館で開かれている第39回沖縄の産業まつり(主催・同実行委員会)は2日目の24日、新たに開発された県産品や、県内市町村の特産品などを求めて、多くの家族連れや企業関係者らでにぎわった。武道館アリーナ棟では国立沖縄工業高等専門学校の卒業生が製作した人力歩行ロボット「スケルトニクス・アライブ」や、アルミ製のテッポウユリなど技術力を発揮した作品などを展示。各商工会の地域特産品などを一堂に集めた「ありんくりん市」では、ろう製のメッセージボードなどが並び、多くの来場者の注目を集めた。産業まつりは25日まで。

「スケルトニクス・アライブ」ロボットのデモンストレーションで、歩行や細かな動きをする手に見入る来場者=24日午後、那覇市・県立武道館アリーナ

 武道館アリーナ棟のスケルトニクス・ロボット展では、動作拡大型スーツ「スケルトニクス・アライブ」の試乗体験やデモンストレーションが開かれ、多くの家族連れが詰めかけた。製作した「スケルトニクス」(東京都、白久レイエス樹CEO)は、国立沖縄工業高等専門学校OBが起業。人が乗り込んで操縦する約3メートルのロボットのスムーズさと迫力を兼ね備えた動きに、子どもも大人も驚き、見入っていた。

 「スケルトニクス・アライブ」はアルミ製で高さ2・8メートル、重さ40キロ、手を広げたときの幅は3メートル。同社が製作する「スケルトニクス」シリーズの第5世代のロボットだ。手首や肘、肩、腰、膝、足首など関節部分を稼働させることで、人の動きと変わらないスムーズな動作を実現。背骨などにカラクリの技術を取り入れるなど工夫し、上半身の重さをロボットの足が支える構造にすることで、操縦者への負担を減らした。

 同シリーズは同社が開発資金などを得るために、ライブパフォーマンスに特化し改良を重ねたロボットで、多くのイベントなどでの出演実績を持つ。2014年の紅白歌合戦では歌手の氷川きよしさんの舞台演出に協力した。

 デモンストレーションでロボットを操縦した阿嘉倫大CTO(26)は「いいパフォーマンスを見せ、多くの子どもたちにものづくりの可能性を伝えたい」と話す。同社の目標は、乗り物と人型に変形するパワードスーツ「エグゾネクス」の完成だ。

 阿嘉CTOは「運用性の向上を目指したスケルトニクスの改良はほぼ終わった」として、エグゾネクス開発に力を入れている状況を説明した。