【浦添】数え97歳を迎えた銘苅進さん(96)のカジマヤー祝いが18日、浦添市伊祖であった。安里正一自治会長よると、同集落のカジマヤー祝いは銘苅カマーさん以来20年ぶり2回目。

次々に握手を求められる銘苅進さん(左端)=18日、浦添市伊祖

 銘苅さんを乗せた軽トラックは伊祖旗頭保存会による演舞と爆竹を合図に出発し、「皆さんでカリーを付けて参りましょう」という宮城茂さん(55)のアナウンスを流しながら集落を約15分間走った。伊祖公民館に到着後は、伊祖長寿クラブの安里春子さん(84)がユリの花束を手渡し、當間ちえ子さんのなぎなた演武や鼓衆若太陽(ちぢんしゅうわかてぃーだ)のエイサーが披露された。会場では婦人会手作りの伊祖天ぷらが振る舞われ、銘苅進さんは「感無量ですね。これだけ盛大にやってもらえるなんて」と照れた。

 銘苅さんの長男の盛隆さん(65)によると、四男坊の進さんは、戦死した一番上の兄とブラジルに移民した3番目の兄の子ども計3人を引き取り、軍作業などで育て上げた苦労人。盛隆さんは「くくななぬ道ん/やしやしとぅ迎(んけ)てぃ/気張(ちば)てぃちゃる親(うや)ぬ/祝てぃさびら(97歳を軽々と迎えて頑張ってきた親を祝いましょう)」と琉歌を披露した。

 元自治会長の銘苅嘉市さん(71)は「20年前にカジマヤー祝いをした時は、アダンの葉で作った風車を十字路ごとに配ったよ」と懐かしそうに見守っていた。