【読谷】初の公選主席で復帰後は県知事を務めた、読谷村瀬名波出身の屋良朝苗さん(1902~97年)の功績を後世に伝える「屋良朝苗生誕之地碑」の除幕式が25日、村瀬名波にある屋良さんの生家跡で行われた。

「生誕之地碑」完成を喜ぶ、山内徳信会長(左列先頭)と関係者=25日、読谷村瀬名波

 主催の屋良朝苗顕彰事業推進期成会や屋良さんの家族らが完成を祝った。

 碑は大きな三つの石から成る。屋良さんの「固い障壁を打ち破り、乗り越えていく組織体制は、鈍角的態勢でなければならない」などの言葉や屋良さんをたたえる詩が刻まれている。

 同期成会の山内徳信会長は「多くの人の協力があり、事業を進められた。碑を見た子どもたちの中から第2、第3の屋良先生が出てきてほしい」と喜んだ。

 屋良さんの孫の具志幸久さん(51)=那覇市=は「優しく語りかけてくれた表情や真剣な話をしている姿など、祖父の多くの思い出がある。碑の文章を読むたびに、これからも祖父から学ばなければという気持ちになる」とあいさつした。

 同日、村内では屋良さんの銅像除幕式や顕彰事業記念式典なども開かれた。

 「生誕之地碑」や銅像建立などを含む「屋良朝苗顕彰事業」は、県民からの寄付金などで実施。同期成会によると25日現在で、目標額を超える約7100万円が集まっているという。