【東京】政府は26日、米軍普天間飛行場の返還に伴う名護市辺野古の新基地建設をめぐり、埋め立て予定地に近い久辺3区(辺野古・豊原・久志)と地域振興を話し合う第2回懇談会を首相官邸で開いた。政府側は、県や名護市を通さず3区へ直接振興費を交付する考えを伝達した。関係者によると、政府は2015年度、3区へ計約3千万円を交付する方針を固めている。

 沖縄防衛局の井上一徳局長は会合後、記者団の取材に「久辺3区からの要望に応えるためにできるものから実施したい」と述べ、15年度から直接交付を実施する考えを示した。一方、具体的な額などは「検討中」と述べるにとどめた。

 また、米軍再編交付金による久辺3区コミュニティー基金の使途を拡大し、3区から要望のある街灯整備などに取り組む意向も明らかにした。