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  • マリンスポーツに人気の海岸で男性がサメに襲われけがをした
  • 男性はボードから振り落とされた後、素手でサメを殴った
  • 「一歩間違えば命を失っていた。軽傷でよかった」と男性の友人

 「こんな話、聞いたことがない」。糸満市の大度浜海岸で26日早朝、40代男性がサメに襲われ負傷した。現場はサーファーなどマリンスポーツ愛好家が集い、地元住民らも親しむ海岸。この日、現場を訪れた人々は「サメ出没」との知らせに一様に表情をこわばらせた。

男性がサメにかまれた現場の海岸に、遊泳注意を呼び掛ける看板を設置する糸満市職員=26日午後3時30分、糸満市の大度浜海岸

男性がサメに襲われた現場

男性がサメにかまれた現場の海岸に、遊泳注意を呼び掛ける看板を設置する糸満市職員=26日午後3時30分、糸満市の大度浜海岸 男性がサメに襲われた現場

 「サメのようなものにかまれた」。被害男性の友人の玉城正太さん(35)は突然の連絡に「まさか」と絶句し、すぐ病院へ駆け付けたという。「足を失うとか最悪なことまで想像した。一つ間違えば死んでいたかも。軽傷で良かった」

 海上のボードを襲う突然の衝撃、背びれを立てながら迫る魚影-。「振り落とされた後、素手で殴ったが堅くてびくともしない。Uターンしたサメが再び襲い、歯が当たった足は血がすごかった」。被害男性から当時の状況をそう聞き、驚くだけだった。

 同海岸の利用者によると、同所はリーフの切れ目から高い波が発生する地点もあり、サーファーらにとって「絶好の場所」。現場近くの海岸では当時も数十人がサーフィンなどを楽しんでいた。

 よくシュノーケリングを楽しむ那覇市の高橋奈々さん(34)は「ここでサメなんて。リーフ外で潜ることもあるし、怖い」。サーフィンをしていた糸満市の30代女性は「サーファーにとってサメは恐怖そのもの。普段から練習する所の近くでこんな被害が出るとは」と話した。散歩中だった同市の仲宗根朝久さん(58)は「死人が出なかったことは奇跡だが、もし遭遇したら、どうしたらいいか」と困惑気味に話した。