「絶対に逆転するぞ」。鹿児島県の鴨池市民球場で26日行われた秋季九州高校野球大会の準々決勝で、八重山が秀岳館(熊本)に1-8で敗れた。来春の選抜大会出場が有力となる4強入りを懸けた大一番に、父母やOB、2回戦で敗退した興南ナインも駆け付け、熱い声援で選手を後押しした。(21面参照)

八重山ナインに盛んに声援を送る父母ら=26日、鹿児島県・鴨池市民球場(金城健太撮影)

 四回に1点を返す内野安打を放った又吉海智君の父・清真さん(53)=竹富町=は家族5人で応援。「勝ちたかったね」と悔しそう。初の九州大会で躍動した選手たちに「一日一日、肉体と精神の両面で成長していた」とたたえた。

 2013年夏の甲子園県予選で4強入りしたメンバーで、4番三塁手だった大浜雅史さん(20)=東京都=は「甲子園優勝の高い目標を持って、頑張ってほしい」とエールを送った。

■「よくやった」

 八重山高校では、休み時間に校内放送で試合経過を伝えるなど、生徒や職員が甲子園出場実現を祈った。事務室には、卒業生から「気になって仕事にならない」と試合展開を問い合わせる電話も多数寄せられた。

 小成善保校長は「初出場で1勝を飾った。頑張ればできるということを離島の子どもたちに示せたと思う。よくやったとねぎらいたい」と満足そうに語った。